研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、Rubin et al.(2003)のモデルに基づきながら、ニート・ひきこもりへと至る道筋を精査することであった。調査の結果、(1)日本では、シャイであるほど、恋愛開始年齢は遅くなるが、結婚や第一子誕生、そして安定した職業に就く年齢が遅くなることはないこと、(2)小学生と大学生では、社会関係からの撤退傾向が、中・高校生では、シャイネスが、ニート・ひきこもり経験者では、見捨てられ不安が、非社会性関連変数(孤独感、生活満足度、対人不安傾向)と関連しやすいこと、が示唆された。
発達心理学