(1)三角圏上の双余ねじれ対はt-構造・クラスター傾部分圏・functorially finite rigid部分圏を包括する概念である。双余ねじれ対のハートが同値になるための条件を、付随する関手を用いて与えた。 (2)群が特殊な場合にBurnside丹原関手の素スペクトラムの計算を行った。また、biset変形を丹原関手に対して与えた。 Biset関手をある種の2-圏上の特別なMackey関手として実現した。Burnside環のなすbiset関手のもつ乗法的構造射の性質を記述し、「部分的丹原性」を明らかにした。さらに、有限圏のなす2-圏上のderivatorからbiset関手を得る方法を与えた。
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