研究課題
若手研究(B)
我々は強い近赤外吸収を示すカルバゾールポルフィリンを開発して以来、いくつかの類縁体の合成と物性調査を行ってきた。今回新たにカルバゾールポルフィリンに及ぼす電子的及び共役置換基効果の調査を行ったところ、電子供与性基の導入により吸収が長波長シフトし、最大のもので1178 nmに達した。またカルバゾールポルフィリン二量体の合成と物性調査を行い二量体内での強い電子的結合を確認した。さらにカルバゾール骨格を組込んだBODIPYの開発を行った。
構造有機化学