研究課題
若手研究(B)
液体架橋による摩擦抵抗における接触線のピン止め効果を明らかにすべく,架橋変形の様子を撮影可能な二面間摩擦測定装置を開発した.撮影動画から接触線(架橋濡れ面)の移動を追跡する技術を開発した.上下面共に表面粗さが大きく接触線の移動が制限される(ピン止めされる)場合には,架橋が変形し摩擦抵抗が大きくなる.また駆動面側の表面粗さは慣性による界面すべり発生のためピン止め効果が小さい.架橋による摩擦抵抗には非駆動面の表面粗さの寄与がより大きいことを明らかにした.
トライボロジー