岐阜市域を対象に気温の長期多点同時測定を実施した結果、深夜から早朝にかけては市中心部周辺に高温域の発生が認められた一方で、日中は中心部よりもやや北西側に高温域が発生している様子が観察され、地域ごとに異なる気温変動特性を有することが明らかとなった。 衛星データに基づき土地被覆分類データを作成し、観測気温との関係を分析した結果、夜間から日中の早い時間帯にかけて特に高い相関があることが確認された。 また地域ごとの特性を把握するために、観測気温を変数としたクラスター分析を実施した結果、高頻度で同一クラスターとなる測定点が存在する様子が見受けられた。
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