研究課題
若手研究(B)
複数の原子が結合したクラスターイオンが高速で固体と衝突する場合、従来の単原子イオン衝突とは異なる未解明な物理過程が存在する。本研究では、クラスターイオン―固体衝突において発現する物理現象について、クラスターの構造や分子軸の角度(配向角)に対する依存性を調べた。また、研究の遂行にあたり、実験に用いる配向性ビーム及びC60負イオン生成技術の開発を行い、特にC60ビームは従来の1,000倍の強度を達成した。
放射線物理