いもち病菌に対して異なる病害抵抗性を示す3つのイネ品種(罹病性、真性抵抗性、圃場抵抗性)の感染後0、24、36、48時間のイネの葉を対象にし、イネといもち病菌の双方の感染時系列遺伝子発現プロファイル比較解析をDual RNA-Seq法を用いて行った。その結果、抵抗性反応の違いに依って、イネの感染時応答遺伝子の発現誘導のタイミングが異なること、およびいもち病菌の感染時応答遺伝子の発現も抵抗性反応に依って異なることを明らかにした。ゲノムや遺伝子アノテーションと共に感染時の遺伝子発現プロファイルが俯瞰可能なゲノムブラウザやゲノムや転写産物に対するBLAST検索機能をもったデータベースの構築を行った。
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