スギおよびカラマツ人工林を対象として、立地条件によって決定する成長の良さ(地位指数)を地形から推定するモデルを開発した。これまで地位指数を推定するモデルを開発するためには非常にコストが掛かる厳密な地位指数の測定が必要であったが、新たな統計学的手法を適用することでこれらの欠点を改善した。この新たに開発した方法により推定した地位指数は、従来の方法と比較して同等程度の精度をもっていた。このモデルによって従来よりも簡便に地位指数の推定モデルを開発することが可能となり、より効率的な人工林経営の達成に貢献することが期待できる。
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