研究課題
若手研究(B)
CaMKIVとAMPKは2型糖尿病における鍵分子であり、両者のリン酸化を促進して活性化することは糖尿病の治療において有効な戦略であるとされる。本研究で申請者らは、これら2つのキナーゼに特異的に作用するホスファターゼであるCaMKPとCaMKP-Nの活性調節機構の解明を目的とし、両者に結合するタンパク質としてPcdh-gc5を見出した。Pcdh-gc5はホスファターゼと基質タンパク質間の橋渡しをする足場タンパク質として機能し、CaMKPとCaMKP-NによるCaMキナーゼの脱リン酸化を促進した。
分子細胞生物学