Positron Emission Tomography (PET)により経鼻投与後の薬物吸収可視化と薬液の投与体積、製剤添加物による鼻腔内滞留性の変化を薬物速度論的手法により解析した。また、鼻腔内から脳への薬物直接移行性を視覚的に捉えることに成功した。 PETにより経鼻投与製剤の開発・評価が容易になると同時に、脳への薬物送達の可視化という重要性の高い結果が得られた。また、難血液脳関門透過性薬剤の代替ルートとしての鼻腔-脳への直接移行性評価ツールを開発した点でも非常に意義深く、包括的なPET経鼻吸収性評価システムを構築できた。
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