研究課題
若手研究(B)
本研究では、医療現場で導入可能な医療器材の洗浄の質の評価指標の開発を目的として、ATP測定法を利用して医療器材の残留タンパク質量を予測する方法を検討した。医療施設で使用される鋼製小物を洗浄後に収集し、それぞれの表面に付着するATPの量と残留タンパク質量を測定し、両者の関係を調べた。また鋼製小物と手術支援ロボット用操作鉗子を手術後および洗浄後に収集し、それらの表面に付着するATPと残留タンパク質の状況を調べ、手術での使用とその後の再生処理による医療器材の汚染状況の変化を明らかにした。
感染制御学