インターフェロン(IFN)λによるC型肝炎ウイルス(HCV)排除の機構について検討を行った。 MHC Class Iは感染細胞表面に発現し、細胞障害性T細胞によって認識されることでウイルスが排除されるのを助ける。HCVについても感染細胞で細胞表面のMHC Class I発現誘導が確認され、IFN-α添加によっても誘導されることが報告されている(Kang et al,2014 )。そこでIFN-λについてFlowcytometryを用いて検討し、IFN-λを添加した細胞表面でもMHC Class Iが誘導されることを確認した。これらの結果からIFN-λ も同様の機序で作用する可能性が示唆された。
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