研究課題
若手研究(B)
C57BL/6Jマウスに右頸静脈よりカテーテルを挿入して乳化パルミチン酸を持続投与した。その結果、短期間に好中球遊走、マクロファージ浸潤、星細胞の活性化を認めた。長期投与においては肝線維化を認めた。これらは非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis: NASH)類似の病態であり、飽和脂肪酸であるパルミチン酸はNASH病態に重要な役割を担うことが示唆された。さらなる分子メカニズムを解明することで、NASHの新規治療方法開発に有用である可能性がある。
非アルコール性脂肪肝炎