本モデルではallograftにて気道が閉塞するが、c-Kitノックアウトマウスを使用しても差がなかった。また、realtime-PCRや免疫染色にてもc-Kitの差は認めず、BOの気道閉塞にc-Kitは関与しないことが分かった。C57BL/6-CAGEGFPを用いたところ、気道閉塞部位に浸潤した細胞はレシピエント由来と判明し、また気道閉塞にはfibrocyteが関与することが分かった。allograftにimatinibを全課程で投与したところ気道閉塞は有意に抑えられたが後期投与では差がなかった。これらは早期遊走されるfibrocyteだけでなく、骨髄血液のfibrocyteも抑制していた。
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