研究課題
若手研究(B)
肺線維症を含むびまん性肺疾患患者107例を対象に気管支肺胞洗浄液の電子顕微鏡下の粉じん解析を行い、石綿繊維や粉じんの構成成分検出の有用性を検討した。電子顕微鏡は石綿検出において、光学顕微鏡を用いた気管支肺胞洗浄液からの検出と比べて感度が高く、また外科的に得られた肺組織の石綿小体検出と同等の可能性が示唆された。さらに気管支肺胞洗浄液を用いた電子顕微鏡下の粉じんの構成成分検出も職業関連呼吸器疾患診断に有用性である可能性が示唆された。
呼吸器内科