研究課題
若手研究(B)
中枢神経系の髄鞘形成阻害や欠落・変性は、白質形成不全症や脱髄性疾患等の様々な神経疾患を引き起こす。その診断・治療を目的とした髄鞘形成の分子作用機序の解明の必要性が求められている。本研究では膜貫通型タンパク質テニューリン-4(Ten-4)に着目し、オリゴデンドロサイトによる髄鞘形成の分子機序を解明を目的に実験を行った。その結果、Ten-4は細胞接着活性を有しており、オリゴデンドロサイトの他の細胞との相互作用や形態形成に関わっていることが示された。今後より詳細な分子メカニズム解析が期待される。
分子生物学