研究課題/領域番号 |
25860807
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
朴木 博幸 富山大学, 大学病院, 助教 (90512088)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 免疫学 / 遺伝子 / 関節リウマチ / Sirt1 / 破骨細胞 |
研究概要 |
現在野生型マウスの骨髄マクロファージ(BMM)を用いて破骨細胞の分化誘導に関する実験を進めている。具体的にはScl-ddyマウス2匹を使用し、同マウスの両側大腿骨、脛骨を分離しそれぞれの骨先端から25G針を刺しMEM-α液を注射シリンジを用いて骨髄内に流すことにより対側先端より骨髄細胞を分離した。分離した骨髄細胞を10cmシャーレに細胞密度2.0×100万個となるように播き10%FCS含有MEMα、マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)10ng/ml、37℃、5%CO2の条件下で培養し、培養液中に浮遊している非接着細胞をBMMとして採取し、得られたBMMを96穴プレートに1穴当たり細胞密度1.0×10万個となるように播き可溶性RANKリガンド(RANKL)50ng/ml、M-CSF10ng/ml、37℃、5%CO2の条件下で培養し現在培養による経過観察中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
理由として本学での動物実験施設での実験許可が下りるまでに約半年要したため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は次の2点を目標とする。1つ目は野生型のマウスのみならず、Sirt1ノックアウトマウスのBMMを用いた破骨細胞分化誘導実験を行い野生型の場合と何が異なるか検証していくことで2つ目は野生型マウスとSirt1ノックアウトマウスに関節炎を人工的に発症させ、こうしてできた2種類の関節リウマチモデルマウスを比較することでSirt1の関節リウマチにおける役割を検証していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
上記の実験のために必要である。 研究に必要な物品(培養液、抗菌薬、M-CSF、RANKL、蛋白検出用の各種抗体、RNA検出用のプライマーなど)の購入費やマウス購入費・飼育費などに充てる。
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