強皮症の自己抗原であるトポイソメラーゼⅠ(topo1)並びにセントロメアB(CENTB)タンパク質について、強皮症患者由来並びに健常者末梢血単核球(PBMC、各n=3)を抗原とし、二次元電気泳動法を用いてタンパク質を分離展開した。抗topo1抗体並びに抗CENTB抗体をもちいてウェスタンブロット(WB)を行い、強皮症群と健常人群における抗原抗体反応について比較、検討した。抗topo1抗体によるWBでは全12スポットを検出し、2群間で異なる反応強度を示すタンパク質スポットが5スポット得られた。同様に、抗CENTB抗体では全8スポットを検出し、内、2群間で2倍以上の反応強度が4スポットでみられた。
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