研究課題
若手研究(B)
子宮内胎児発育遅延(IUGR)による低出生体重児への、効果的な栄養管理は未だ明らかとなっていない。本研究では正常体重に追いついた後の成長期に蛋白摂取制限を導入するという新たな栄養管理法が、メタボリックシンドロームのうち主に高血圧発症にどのような影響を及ぼすかを検討した。IUGRモデルマウスに対する、成長期での栄養管理は体重増加に悪影響を及ぼすことなく高血圧発症リスクを低下させることが明らかとなった。また栄養管理は高血圧以外の肥満や高脂血症にも好影響を及ぼすことが示唆された。
実験動物学