研究課題
若手研究(B)
リンパ節転移を有した乳房外パジェット病の転移巣におけるHER2の陽性率を解析した結果、26例中10例(38%)でHER2蛋白が過剰発現していた。更にこれら10例のHER2遺伝子増幅をDISH法も用いて検索し、HER2対応する原発腫瘍とのHER2陽性および陰性の一致率を解析した結果、一致率は92%と良好であった。以上により、転移巣への切除や生検が不可能な場合にも、原発巣のHER2ステータスを確認すれば、分子標的治療が有効かどうか判断できることが示唆された。
内科系臨床医学