健常人(n=20)とうつ病患者(n=5)との血中proBDNF(brain derived neurotrophic factor)濃度の比較では、有意差は得られなかった。白血球由来のBDNFアンチセンスRNAをreal-time PCRで測定した。健常者(n=5)でのみ測定可能であった。セロトニントランスポーター(5-HTT)の発現調節部位であるSLC6A4のCpGアイランドのメチル化率を健常者(n=50)とうつ病患者(n=50)で比較することによって、うつ病のバイオマーカーとはなり得ないが、薬剤反応性のマーカーとなりうる可能性が示唆された。
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