研究課題
若手研究(B)
膵癌腹膜播種巣から筋線維芽細胞を樹立し、膵癌細胞株との相互作用を検討した。筋線維芽細胞は膵癌細胞株の遊走能・浸潤能を有意に亢進させた(in vitro)(P<0.05)。マウス腹腔内移植モデルにおいて、膵癌細胞+hMPFs共移植群は膵癌細胞単独移植群と比較して、有意に腹膜播種形成を認めた。膵癌腹膜播種形成における癌間質相互作用が、腹膜播種を抑制するための新たな治療標的となりうる可能性が示唆された。
医歯薬学