硬膜外併用全身麻酔にて開腹手術を施行された患者に対し、「プロイメンド」群もしくは「オンダンセトロン」群に無作為に振り分け制吐作用を調査した。術中使用した麻酔薬および麻薬の量、麻酔時間、手術時間、出血量、輸液量にも両群に有意差はなかった。術後0-2時間、2-24時間後、24-48時間後、48-72時間後、の比較において、術後嘔気に対しては両群に有意差はなかったが、嘔吐に関しては「プロイメンド」群において有意に「オンダンセトロン」群と比較してその発生頻度が減少した。 また、硬膜外併用全身麻酔にて人工関節置換術を施行された患者を対象とした場合も、同様の結果となった。
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