プロフェッショナル3Dプリンタによる造形コストは概して高額であり、経済的な観点から全てのニーズに呼応出来ているとは言い難い。パーソナル3Dプリンタはこの問題を解決できる可能性がある。3Dプリンタを臨床応用するためには作製したモデルの精度や造形特性を知ることを目的として3種の造形素材の歯・顎骨立体造形モデルを作製し、その寸法精度を評価するとともに、3Dプリンタを歯科口腔外科領域に活用するための課題について検討した。その結果、3種のモデルの寸法精度に有意な差は認められず、パーソナル3Dプリンタによる経済的なシステムで造形を行いうる可能性が示唆された。
|