1.癌組織中で自己複製能と分化能を有する少数の癌幹細胞(CSCs)は、化学療法や放射線療法に対して抵抗性を有しているがその分子機構は明らかになっていない。この耐性機構を解明のため最初に癌細胞株からのCSCsマーカーの分離・同定を目的として各種細胞株を無血清+EGF/bEGF添加培地にて培養すると、CSCsの比率が増加することを確認した。 2.口腔腫瘍における細胞増殖と分化度の関連性の検索のため、COX2とKi-67抗体を用いて免疫染色を行い、COX2の発現と腫瘍細胞の局所進展及び分化度との間に相関性が認められることを報告した(Exp Ther Med. 2016)
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