研究成果の概要 |
動揺を認める矯正用アンカースクリュー(実験群)から採取したPMICFをコントロールと比較した結果、IL-6,IL-8,MMP8,MMP9で顕著な上昇を認めた。TIMP2についても有意な値の上昇を認めた。一方、IL-1β,TIMP1については顕著な差を認めなかった。IL-2,PICP,ICTP,NTxについてはサンプル数が少なく、実験群、コントロール群ともに値の検出ができなかった。今回の研究では収集できたサンプルが少なかったが、サンプル数を増やし、さらには経時的にPMICFを採取し、炎症と骨代謝マーカーの変遷について検討する必要がある。
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