本研究の目的は、マインドフルネスとアサーションを組み合わせたプログラムを開発・実施し、看護職のメンタルヘルスに対する効果を評価することである。看護職向けにプログラム(6回の研修+フォローアップ1回)を作成し、関東の1総合病院の看護職で、同意の得られた9名に実施した。研修前、6回の研修直後、フォローアップ時の3時点で、同内容の質問紙調査を実施し、6回の研修全てに参加した7名について分析した。精神的健康度と活気の尺度得点では、3時点で差がある傾向にあり、研修後に改善の傾向があった。自由記述でも、気持ちの安定、他者への思いやりの増加などが挙げられ、看護職のメンタルヘルスに役立つ可能性が示唆された。
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