地域高齢者の健康寿命の延伸を目指して、地域の行政保健師の役割は、1次予防(健康増進)、2次予防(虚弱、つまりフレイル状態にある高齢者の把握と介入)、3次予防(機能の保持、改善、リハビリ)対策を推進する効果的な方法による地域介入が求められている。本研究では、地域在住高齢者のフレイルに関連する要因を、社会的側面を中心に検討を行った後に3年後要介護に関連する要因を、縦断的に要介護の重症度別で検討を行った。さらに地域高齢者のソーシャルキャピタルと健康の関連性について、ソーシャルキャピタルの下位概念に踏み込んで検討を行い、公衆衛生看護活動の介入方向性に対する示唆を得た。
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