研究課題
若手研究(B)
本研究では,最大5000 Hzの時間解像度を持つDLP高速プロジェクタを用いることによって,従来検討することが困難であった超高速時間情報に対するヒト視覚系の処理限界について検討した.その結果,明滅が知覚されなくなる限界の周波数(臨界融像周波数:60 Hz)を超えた時間情報に対しても,明滅の知覚(瞬き知覚)やパタンの知覚が生じることを見出した.また,従来以上の時間解像度で高速連続運動を提示することで,運動が滑らかに知覚される限界が臨界融像周波数以上の周波数に存在することが示唆された.
実験心理学