これまでレーザ干渉計測を適用できなかったランダムな外乱振動下で,スペックル干渉法による面内2軸方向の変位分布測定方法を確立した.多数の画像から干渉可能な画像を選出することで,500mW以下のレーザでも測定可能な手法を確立し,3脚に設置可能な小型干渉計を構築した.さらにレーザの偏光を利用した分離方法および位相解析を適用可能にすることで面内2軸方向の変位分布・ひずみ成分を取得可能にした.そのためこれまでレーザ干渉測定が困難であった様々な現場でのスペックル干渉測定が可能になり,多くのひずみ測定実験や非破壊検査技術への応用が期待できる.
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