研究課題
若手研究(B)
本研究ではプライバシー保護回帰分析を扱った.複数のユーザがそれぞれ個別にデータを保持している状況において,ユーザが持つそれぞれのデータはユーザ間で共有しないもとで,全てのデータを用いた場合と同等の分析結果を得ることを考える.従来よりいくつかのプロトコルが提案されているが,本研究ではより実用的な状況に適用するために,いくつかの種類の分散計算法を新しく提案した.これにより多重共線性がある場合や,スパース性がある場合にもプライバシー保護回帰分析が適用可能となった.
統計的学習理論,データ解析,情報理論