研究課題
若手研究(B)
本研究では、まず20世紀前半の植民地期の韓国の港湾都市の種類と特徴、全国的な分布を把握した。それをもとに、事例研究として統営と釜山などにおける建築と都市景観の変容を解明した。特に、史資料から港湾都市を構成していた主たる建物や土木構造物、暮らし遺産などを抽出し、それらの残存状況、痕跡調査、取り壊しの記録作成などを通して、植民地期の港湾都市の都市構造の把握と歴史的建造物の転用・変容について分析考察した。さらに、港湾都市の景観資産を歴史的な文脈や価値から如何に創成できるかについて考察した。
建築史