研究協力者 |
市來 淨與 名古屋大学, 大学院理学研究科 宇宙論研究室, 講師 (10534480)
高橋 慶太郎 熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (80547547)
日下部 元彦 Center for Astrophysics, Department of Physics, University of Notre Dame, Postdoctoral Research Fellow
梶野 敏貴 国立天文台, 理論研究部, 准教授 (20169444)
Mathews Grant. J. Center for Astrophysics, Department of Physics, University of Notre Dame, Professor
Cheoun Myung-Ki Department of Physics, Soongsil University, Professor
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研究成果の概要 |
原初磁場を正しく考慮した場合、宇宙膨張の速度と宇宙初期の音速を増加させることが分かった。この結果をもとに、研究を進め、原初磁場は、(1) 観測量と矛盾がないリチウムを生成できるビッグバン元素合成を可能にすること、(2) 宇宙背景放射温度揺らぎの最初のピークの位置を大きいスケールの方へずらし、振幅も小さくすること、(3) 物質揺らぎの比較的小さいスケールの振幅を減少させること、(4) 弱レンズ効果 由来の宇宙背景放射偏光揺らぎの振幅を減少させること, (5) 宇宙論パラメータ、特に暗黒物質とバリオン密度の決定に無視できない影響与えること, を解明した。
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