アデノ随伴ウイルスでトリ白血病ウイルス受容体(TVA)と狂犬病Gタンパク質をラット上肢筋に注入する事で、頚髄運動ニューロンに特異的に発現させ、TVAのリガンドEnvAでコートされた組換え狂犬病ウイルスを脊髄に注入した。その結果、いまだ成功例が報告されていない成熟ラットにおいて、premotor neuronをラベルすることに成功した。更に、大脳皮質から脊髄胸髄まで網羅的にpremotor neuronの分布を観察・定量解析したところ、延髄網様体から胸髄にかけての脊髄・後根神経節においてpremotor neuronが検出された。
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