局所ラングランズ対応と局所ジャッケ・ラングランズ対応をLubin-Tate perfectoid空間の幾何学を通じて理解する研究を行った。尖点表現の中で分岐型という表現のクラスがあり、このクラスの最も簡単な表現でepipelagic表現と呼ばれるものがある。この表現に対するLubin-Tate perfectoid空間の中のアフィノイドとその形式モデルを構成し、その還元のコホモロジーに現れる表現の対応を研究した。対応は二組作られ、内一つが局所ジャッケ・ラングランズ対応と一致することを示した。その結果、表現論のタイプ理論におけるBSS予想をepipelagic表現に対して解決することができた。
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