福井県の3つのキャンパスの学生計83名に対し、大学周辺地域のスケッチマップの描画調査及びアンケート調査を実施した。MASとしてのモデル化を念頭に、解釈のプロセスをモデル化したアメリカの記号学者C.S.Peirceの記号論に基づき、認知地図を、地域を表す建築記号群の解釈の結果としてモデル化し、その上で外在化された認知地図であるスケッチマップ上の建築記号群の共起の性質に着目した分析方法を提示し、実際に分析することで、デザイン対象となる建築記号が既存の建築記号群と共起性の観点からどのような関係性にあればより認知されやすくなるのかについて定量的に評価し、大学周辺地域のデザインについて考察を行った。
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