新たなペア型受容体ファミリーとしてleukocyte mono immunoglobulin-like receptor (LMIR)(別名、CD300)を同定し、解析を行なっている。マウスLMIR3リガンドがセラミドであることをすでに同定していた。今回新たに、ヒトLMIR3の生理的なリガンドとしてセラミドとスフィンゴミエリンを同定した。 マスト細胞の周囲にはヒトLMIR3リガンドであるセラミドとスフィンゴミエリンが存在し、FcεRIの刺激が加わると、LMIR3のITIMとITSMがチロシンリン酸化されたのち、SHP-1が動員され、FcεRIシグナルは抑制されると考えられる。
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