研究課題/領域番号 |
26000014
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
田中 啓二 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 理事長 (10108871)
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研究分担者 |
村田 茂穂 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (20344070)
棚橋 伸行 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (30511927)
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研究協力者 |
小松 雅明
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研究期間 (年度) |
2014 – 2019
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キーワード | タンパク質分解 / ユビキチン / プロテアソーム / オートファジー / マイトファジー / バノオテクノロジー / 脳神経疾患 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
プロテアソームは巨大で複雑なタンパク質分解装置である。本研究では、プロテアソームやそのパートナーであるユビキチンに関する基礎から生理病態学に関する研究を包括的に推進した。とくにプロテアソームが液滴を形成してタンパク質分解センターとなること、胸腺プロテアソームによるキラーT細胞レパトア形成機構、ユビキチンコード(多彩な情報)の解析、そしてPINK1とParkinによるマイトファジー(不良ミトコンドリアのオートファジーによる選択的除去機構)の解明などにおいて画期的な成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロテアソームの液-液相分離による動作原理の解明やユビキチン修飾の構造・機能の多様性の解析は、世界を先導する独創的な成果であり、細胞内タンパク質分解の研究領域に新基軸を拓いた。またPINK1(プロテインキナーゼ)とParkin(ユビキチンリガーゼ)によるマイトファジーの研究はパーキンソン病の発症機構の核心に迫るものであり、他の神経変性疾患などの研究に対する波及効果も大きく社会的インパクトは比類のないものとなった。
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自由記述の分野 |
生物学
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