研究課題/領域番号 |
26220704
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
Guyon Olivier 国立天文台, ハワイ観測所, RCUH職員 (90399288)
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研究分担者 |
村上 尚史 北海道大学, 工学研究院, 講師 (80450188)
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研究協力者 |
ヨハノビック ネマンジャ
工藤 智幸
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研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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キーワード | 太陽系外惑星 / 惑星 / 天文学 / 検出器 / 補償光学 / コロナグラフ / 画像解析 |
研究成果の概要 |
我々は本基盤研究で、太陽系外惑星や原始惑星系円盤を高分解能、高コントラストで中心星の極近傍まで観測を可能とする高感度光子計測カメラを開発し、すばる望遠鏡用極限補償光学システム「SCExAO」に搭載した。このMKIDS惑星探査カメラ(MEC)はカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)のBen Mazin教授らのグループによって初めて開発された新技術検出器であり、色(波長による明るさ)の違いを、光子一つ一つで計測することが可能である。現在、MECは完全にリモート制御が可能で、UCSBチームの協力の下、既にSCExAOと組み合わせた科学観測が実施できるようになっている。
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自由記述の分野 |
天文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ですばる望遠鏡に搭載したSCExAOで培った技術の応用により、将来30m クラスの大望遠鏡でハビタブルゾーンの太陽系外惑星を直接撮像することができるようになる。我々の太陽系の外にある生命の痕跡を探すことも可能となり、宇宙における生命誕生といった大きな疑問に答えるような科学的な証拠を掴めるようになるだろう。我々は宇宙で孤独なのか?文明の発現は稀有なことなのか? 他の環境での生物進化はどのようなものなのか? 我々の立ち位置を知るという意味で重要な研究意義を持つ。
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