研究課題/領域番号 |
26243007
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
P・A SEATON 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (70400025)
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研究分担者 |
山村 高淑 北海道大学, 観光学高等研究センター, 教授 (60351376)
須川 亜紀子 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (90408980)
張 慶在 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 博士研究員 (50782140)
妙木 忍 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (30718143)
山田 義裕 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (40200761)
西川 克之 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (00189268)
シドル・リチャード マシュー 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 特任教授 (70625277)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | コンテンツツーリズム / ポップカルチャー / 観光 / メディア |
研究実績の概要 |
平成29年度は科研費補助金の4年目にあたり、研究グループは以下のような成果を上げた。 印刷刊行物としては、2018年2月に、研究グループとして執筆・編集したインパクトファクター学会誌であるJournal of War & Culture Studiesの特集号を出版した(オンライン出版は2018年2月、紙媒体出版は2019年)。論文5本とイントロダクションから成り立った特集号は、戦争記憶とポップカルチャーとコンテンツツーリズムのつながりを探った。その上、BeetonとSeatonはFilm Tourism in Asia (Springer)という専門書の中でチャプターを出版した。International Journal of Contents Tourismにも研究ノート一本を出した。 口頭発表としては、オークランド(8月)、ワシントンDC(12月)、マニラ(2月)、東京(3月)で行い、メンバーは個人として研究成果を発表した。12月に、シートンと山村はキーノートパネルのメンバーとして、TTRA Asia-Pacific Chapter研究発表会(香港)に参加した。 フィールドワークを継続して実施した。メンバーは、呉市、松山市、徳島市など国内調査を行い、英国、ニュージーランド、台湾にも行ってコンテンツツーリズムの事例を調査した。その上、大学院生2人が中国の2ヶ所で、ポップカルチャーイベントでのアンケート調査を行った。 また、研究成果の教育還元としては、昨年度に引き続き、6月にTOYAKOマンガ・アニメフェスタで北大生のため授業を実施し、教育プログラムの一層の充実を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
29年度は以下の通り当初目的を達成することができた。インパクトファクターの特集号の発行、複数の国際研究集会でのパネル発表・個人発表などを無事に終了した。科研費補助金の5年目の最大計画(6月に開催される国際シンポジウム)の準備にも力を入れ、順調に進んでいる。当初計画に比して、一部 進捗に遅れの見られる項目もある(北海道内の調査、ポップカルチャーイベント調査のデータ分析など)。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は最終年になる。6月に東京で国際シンポジウムを開催し、研究プロジェクトのフィナーレである。国内外から15人程度の研究者を集め、研究成果を共著執筆の本とInternational Journal of Contents Tourismの特集号として出版する予定である。 最後のまとめとして、シートンは国際研究発表会(英国)で発表をし、本のチャプターとして出す予定である。 それ以外、メンバーはプロジェクト期間中に集めたデータをまとめ、学会誌に提出する予定である。
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