現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
サービス科学研究会、サービス価値の理論研究、製造業のサービス化を対象とした実証研究、教育サービスを対象とした実証研究、において研究成果がまとめられ、査読付き国際学会等で発表を行い、Awardも受賞した。 サービス価値の理論研究では、Service Dominant Logic に基づき、interaction, context, time, and institutional arrangements を、潜在価値を顕在価値に変換する“mediator”とするvalue metrics の framework を開発した。結果は、7th International Conference on AHFE, FL, USA, July 2016 で査読付き論文として採択され、発表を行い、Best Paper Award を受賞した。 大手空調メーカの保守する目的で構築したデータ収集、分析、可視化システム(オペレーションナル・ツール)がサービストランスフォーメーションの為の戦略的ツールとして使える可能性がわかった。結果は、Spring Servitization Conference, Manchester UK., 2016 で査読付き論文として採択され、発表を行った。製造業がサービス化を推進する際の阻害要因に関する定性的・定量的調査/分析により、価値共創に関する2つの因子(共創知識価値因子、共創感情価値因子)が抽出された。サービス化の段階が進むことによって共創感情価値因子が有意に向上していることがわかった。 教育サービスにおけるラーニングエクスペリエンスの形成に影響を与えている要因の分析の結果、新たな2つの外的要因が抽出された。結果は、ACEID2017, Kobe, Japan, March, 2017で査読付き論文として採択され、発表を行った。
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