研究課題/領域番号 |
26280121
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
倉田 敬子 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50205184)
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研究分担者 |
松林 麻実子 筑波大学, 図書館情報メディア研究科(系), 講師 (10359581)
酒井 由紀子 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (40709466)
上田 修一 立教大学, 文学部, 特任教授 (50134218)
三根 慎二 三重大学, 人文学部, 准教授 (80468529)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 学術コミュニケーション / オープンアクセス / 研究データ / データ共有 / オープンサイエンス |
研究実績の概要 |
1)OA調査の最終分析の結果,全体で56.4%がOAであり,一般(全分野)と天文学分野の論文では8割と9割という高い割合であった。最も低かったのは化学であり,次いで人文学,工学分野では,約4割がOAであった。OA実現手段としては,学術ソーシャルネットワーキングサイト(Academic Social Networking Sites)が一番よく利用され、次いで専門領域アーカイブであった。これまでの生物医学分野におけるOA動向との違いについて考察した上で,査読付きの国際学術雑誌へ投稿する。 2)研究者のデータの位置づけに関する意識と研究実践に関する論文を査読付き国際学術雑誌に投稿していたが,現在ほぼ受理の段階となっている。 3)日本の大学,研究機関における研究データの管理,保管の状況に関する質問紙調査の結果としては,オープンアクセスに関する政策に関する認知度が低く,オープンアクセスの義務化・推奨など何らかの方針を持っている機関は12%にとどまった。研究データ管理計画に関しては,その存在自体を知らない機関が4割を超え,研究データを保管・公開できる環境整備をしていない機関が85%であった。この結果は日本の雑誌に論文として5月に掲載されることが決まっている。 4)日本の科学技術政策における研究データの扱いに関する論文は,査読付き国内学術雑誌に掲載された。学術論文に関するTwitterを分析した調査結果は,国際学会で発表した。ウェブ時代における情報検索スキルに関する論文は,査読付き国内学術雑誌に掲載された。さらにその情報検索スキルに影響する要因を構想方程式モデルで分析した結果は,査読付き国際学会で採択され発表した。 5)成果報告会に関しては,参加メンバーがこれまでの研究成果と今後の研究計画を報告し,本研究プロジェクトに関心が強い研究者,院生による討議を行うワークショップの形で開催した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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