少しずつアミノ酸配列が異なるタンパク質を提示したファージのライブラリーの中から、特定の特性を持つタンパク質を提示したファージを、蛍光強度を手がかりに選別する手法を創出することで、新規タンパク質のデザイン方法の確立を目指した。当初用いたファージでは十分な蛍光強度が得られなかったため、100倍以上の蛍光強度をもつファージを作製した。また、蛍光観察装置の感度を上げるために光学系の全面的な改良を行った。これらの努力により、ファージ一個体ごとに蛍光強度を測定し、選別した後に大腸菌培地に回収し、コロニーを作らせることに成功した。
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