研究成果の概要 |
人間の自己制御活動について、認知的制御と情動制御の2側面を取り上げた。3年間の縦断研究により、幼児期の社会的情報処理は児童期の仲間関係に影響し、幼児期のクールな実行機能は児童期の学業成績に影響することを明らかにした。その他、成人・乳児の顔刺激に対する情動生理反応(体表温)と認知反応(接近欲求)及び自閉乳児の泣声に対する苦痛反応の日伊比較、日本人の幼児と成人を対象としたgo/nogo課題における認知的抑制に及ぼす情動刺激の影響,社会的情報処理場面におけるアイトラッキングと判断との関連,幼児の同調に及ぼす集団意識の影響、家庭構成が幼児の社会的行動に及ぼす影響の調査研究を行った。
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