研究課題
基盤研究(B)
本研究では,幸福・効率・公正の価値概念を中心とした経済倫理に視点をおいた経済教育カリキュラムを構成し,プログラム開発を行った。構成原理は,功利主義・義務論・徳倫理を基底においた倫理的多元主義である。その理論的基礎をジョナサン・ワイト,アイザイア・バーリンに依拠した。カリキュラム開発の上では,英米豪独の関連カリキュラム教材を検討した。また,経済倫理認識調査を1400名弱の高校生,大学生を対象に実施した。それらをふまえて,10単元の内容開発を行った。その内,「医者と患者の情報の非対称性ゲーム」の実践から,有効性を確認した。
経済教育,社会科教育