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2019 年度 研究成果報告書

量子モノドロミー保存変形とラックス形式

研究課題

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研究課題/領域番号 26287018
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 解析学基礎
研究機関神戸大学

研究代表者

山田 泰彦  神戸大学, 理学研究科, 教授 (00202383)

研究分担者 太田 泰広  神戸大学, 理学研究科, 教授 (10213745)
野海 正俊  神戸大学, 理学研究科, 教授 (80164672)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2020-03-31
キーワードモノドロミー保存変形 / ラックス形式 / パデ法 / 可積分系 / スペクトル曲線 / 量子化
研究成果の概要

本研究では、パンルヴェ系を雛形とするモノドロミー保存変形方程式について、高階化、多変数化などの種々の拡張を探求した。特に、ラックス形式も含めた幾何学的理論を整備すると共に、パデ近似・パデ補間を用いたモノドロミー保存変形、特にそのラックス形式の構成を推進し、モノドロミー保存変形の量子化、対称性、特殊解等について考察した。合わせて、共形場理論やゲージ理論との対応についても研究し、これらの理論とモノドロミー保存変形との対応についての理解を前進させた。

自由記述の分野

可積分系

研究成果の学術的意義や社会的意義

モノドロミー保存変形は、19世紀のリーマンの研究を端緒とする重要な対象であり、そこに現れる関数は21世紀の特殊関数を与えるものと期待されてきた。実際、近年の数理物理を含めた研究は、その期待を裏付けるように飛躍的な進展を見せている。本研究は、そうしたモノドロミー保存変形理論について離散化、量子化なども含め、総合的・多角的な研究を目指したものである。得られた成果の中で最も重要なものは、パンルヴェ系(自由度2のモノドロミー保存変形)に関する、離散系連続系を含めた包括的理論の構築である。これは当該分野の研究の基礎を確立した成果として、高い評価を得ている。

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公開日: 2021-02-19  

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