研究課題
基盤研究(B)
既存の木造建築物が腐朽やシロアリなどの生物劣化を受けたのちにどれほどの耐震性能を有しているかを評価することを目的とし、その評価に必要な木材、釘や木ねじなどの接合部、耐力を負担する壁などが生物劣化を受けた場合にどれほど残存性能を有しているかに評価した。また、この残存性能を診断機器を用いて評価できるようにするための指標づくりや補修する際に必要となる生物劣化を受けた木材に新たに打ち込んだ接合部の性能評価などをおこない、データの蓄積をおこなった。その結果、木造建築物の残存性能を評価するために必要なデータベースが構築され、建物全体の評価も可能となった。
建築学