研究課題
基盤研究(B)
鶏に悪性リンパ腫を主徴とするマレック病(MD)を引き起こすマレック病ウイルス(MDV)の野外における病原性進化の分子機構を解明するために、国内でワクチン接種したにも関わらずMDが発生するワクチンブレーク鶏からMDVを単離して、その分子生物学的性状及びウイルス学的性状を解析した。その結果、分離したMDVは、病原性に重要なウイルス遺伝子に新規の多型が同定され、鶏に病原性を示したが、全ゲノムの系統樹解析の結果、米国等で従来報告されていたものとは異なる分子機構で病原性進化している可能性が示唆された。
獣医学