研究課題
感染症、自己免疫疾患における「疾患とHLAとの関連」のメカニズムを解明するためにこれまでに得た結果((1)タイHIVコホートの生存期間短縮要因、 (2)同HIVコホートのネビラピン副反応発症要因、(3)マラリア感染霊長類疾患モデル・サルレトロウイルス感染の症状の種差・個体差、(4)ベトナムでのデングウイルス感染重症化要因、(5)慢性B型肝炎の発症リスク・ワクチン応答性決定因子、(6)自己免疫性肝疾患の発症リスク、 (7)周期性発熱の炎症性応答規定要因)を再吟味し数編の論文として発表するとともに、細胞応答の表現型分析を計画した。今年度は(1) (2) (4)についてタイ・ベトナムの共同研究者とともに検体の採取・保管計画を進め、(3)については国内の共同研究者からの検体供与を得た。
2: おおむね順調に進展している
「9.研究実績の概要」(1)(2)(4)について、国外での検体採取・保管を当初の予定よりも早く取りかかるようにしたため、資金の前倒しを申請し、開始のめどを立てることができた。その他の項目についても計画の初年度終了時として、概ね予定通りに進めることができた。
共同研究者との連絡を綿密にとって国内国外での検体収集を継続して行なうとともに、HLA多型の効果を詳らかにするために、生体内の抗体産生細胞の増殖・分化の程度を体外で評価する実験系樹立など新しい技術も取り入れて予定の計画を推進する。
年度内に必要な少額物品を購入する際に当初の見積額と実際の購入時に差が生じ、若干(542円)の余剰が生じてしまった。
発生した次年度使用額は少額であり、次年度の予算の物品費に合算して使用する予定である。
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PLoS One
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