研究課題
基盤研究(B)
デスモイド腫型線維腫症(DF)における遺伝子変異の特定、変異型別の腫瘍原性・薬物応答の解明:平成29年度までに70例以上のDFに対してβ-カテニンの変異部位を解析し、wild type、41A、45F、45P以外の変異部位を特定した。メロキシカムの治療成績と遺伝子変異型との関連、単純切除の成績と遺伝子変異型との関連を明らかにした。メロキシカムおよび低用量抗癌剤治療効果に関するゲノムワイド関連解析を実施し、低用量抗癌剤治療の効果に関連するゲノム候補を挙げた。デスモイドマウスモデルとしてAPC欠損マウスを用いて実施予定とした。DFに対する診療アルゴリズムを作成し、日本整形外科学会にて承認された。
整形外科学